まずは、あなたが笑おう

Category: 企画の仕事とは
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まずは、あなたが笑おう!

私は著書『ディズニー流感動を生む企画の秘密』において、企画の立て方では究極の自己満足しなさいという表現をしました。

究極の自己満足って?つまり、自己中の発想をしろっていうこと?企画って好き勝手にやればいいの?

いいえ、違います。究極の自己満足とは、自己中心的になれと言っているのではありません。自分が満足しているものでなければ、ゲストに提供する価値はないのと同じだと考えているのです。
さきほどからお客様のことを表すのに「ゲスト」という言葉を使っていますが、ウォルトが1955年に初めての『ディズニーランド』をオープンした時に徹底した呼び方です。

お客様のことを「カスタマー」ではなく「ゲスト」と呼ぶことで、単なる「顧客」ではなく「招いている来賓のような方々」がという意味を込めて、そう呼んでいます。一方で、従業員のことは、単なる作業者ではなく舞台にいる出演者のよう存在だとして「キャスト」と呼ばれているのを聞いたことがあるかもしれません。

しかし、ウォルトは従業員のことを別の呼び方で呼んで、長年その呼称が使われていました。

それは「ホスト・ホステス」です。日本ではホスト・ホステスという言葉が持つ印象が違うので「キャスト」と呼び変えられており、近年はアメリカでも男女混合して「キャスト」と言っています。
元来のホスト・ホステスとは、ホスピタリティと同じ語源を持つ言葉です。「ホストファミリー」や「サミットのホスト国」という使われ方のように、自宅や自国、自分の空間などに招いておもてなしをする主催者のことを指します。

主催者自身が最高と思う空間を作り、そこにゲストを招き入れて共有し、こんな楽しく、すばらしいものがあったのかとゲストに満足していただくことが役割です。自分が最高と思えないものはゲストに提供すべきではないし、自分が楽しくないと感じてしまう状況を取り除いていくのが責務なのです。

つまり、ホスト・ホステスとして考えることは「自分自身がゲストだった場合に満足できる最高のクオリティやおもてなしを準備しよう」ということです。その結果としてゲストが一番満足できる状況を提供できているのです。
さて、話を戻しましょう。

企画者にとって、最初に出会うゲストは誰でしょうか。それは自分自身であり、その企画が世に出る前に最も口を出せるゲストが企画者本人なのです。逆に考えると、ゲストの望むことを一番理解していて、それを叶えようとする人こそが企画者なのです。
接客だって、キャストが笑顔でお出迎えできてこそ、ゲストに笑顔が生まれるのです。無愛想な店員さんがいたら、絶対に良い気分にはなれないですよね。
企画も同じで、私たち企画者が笑顔になれなければ、ゲストにその楽しさや良さは伝わりません。

まずは、あなたが笑おう!

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