ナタデココ。
ブームがおきたのは今から10年以上前の1993年。
スペイン語で「液体の皮(ナタ)」「オブ(デ)」「ココナッツ(ココ)」という語源らしい。
フィリピンで作られていたが、いわゆる「ナタデココ長者」をめざして、熱帯雨林を伐採してまでココナッツの栽培が急増したが、ブームが去れば環境問題や栽培家の貧困が問題となった。
消費者の立場からすれば、そんなことは全く予想していなかったわけだが、結果的にアフリカの「緑の革命」と同じようなことをしてしまったことになる…。
その一方で、最近だとナタデココで「薄型液晶ディスプレー」を作る研究が進んでいるらしい。
環境破壊の元になったものが、逆に環境へ還元するビジネスになる可能性になっている。
原石はいろんなところにあるものだ…。