（日経より）
東京ディズニーリゾート、入園者数が初の２年連続減へ

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは8日、2006年3月期の入園者数が前期比微減の2500万人程度になるとの見通しを発表した。9月に閉幕した愛知万博に客足が流れ、期初の見通しを50万人引き下げた。2年連続で入園者数が減少するのは開業以来初めて。

入園者数の減少に伴い今期の業績予想も下方修正した。連結純利益は前期比16％減の144億円と、従来予想を48億円下回る。入園者1人あたりの売上高は3年ぶりに増える見込みだが、客数減の影響を補えない。

同社は期初には新アトラクション効果などで今期の入園者数が2％増えると予想。愛知万博は客層が異なるため競合しないとみていた。しかし、閉幕が近づくにつれ万博の入場者数が伸び「（書き入れ時の）夏場に影響が大きかった」（三井照夫取締役常務執行役員）。特に全体の1割強を占める中部・甲信越地区からの来園者減少が目立ったという。