ワールドカップ ドイツ大会の開幕が近づいている。
代表選手23名の発表での「マキ~」というジーコ監督の一声で、久保選手の落選が決まった。
総責任者としての決断は、批判されるべきものではないだろう。
ファンの視点と、結果責任を問われる視点ではギャップが生じて当然だ。
ジーコ監督の久保選手に対するフォローの言葉があったのが、
何年か前の岡田前監督の「落ちたのはカズ…三浦カズ!」的発言から比べると、
ファンや選手、その他様々な気配りが感じられる。
さてさて、その一方で、もう一人選ばれていない代表(?)がいる。
公式マスコット「ゴレオ06」というライオンだ。
公式マスコットというわりに不人気ぶりが目立ち、ついに今日のニュースだと、グッズ製造会社「ニキ」が破産申し立てを検討しているらしい。
ゴレオ製品の売上が期待を大きく下回り、融資の返済不能となっているのだそうだ。
マーケティング担当者は、ライセンスを確保し商品を製造するゴレオ製品ビジネスは難しく、成功しなかったと語っているらしい。
過去の経験から、ワールドカップキャラクターは売れない!と分かっているはずなのに…。
開幕前にしてこの状況。調査、企画、販促などがどれもうまくいかなかった例であろう。
キャラクタービジネス、甘く見るとこんな結果に。
参考。過去のワールドカップキャラクター。
日韓共催のスフェリックスだって覚えちゃいないなぁ。
1966 イングランド:ワールドカップウィリー (ライオン)
1970 メキシコ :ファニート (少年)
1974 西ドイツ :チップとタップ (2人の少年)
1978 アルゼンチン:ガウチート (サッカー選手)
1982 スペイン :ナランヒート (オレンジ)
1986 メキシコ :ピケ (トウガラシ)
1990 イタリア :チャオ (棒状の選手)
1994 アメリカ :ストライカー (犬)
1998 フランス :フティックス (ひな鳥)
2002 韓国/日本:スフェリックス (エネルギー)
2006 ドイツ :ゴレオ06(ライオン)