病院にはさまざまな人が働いている。
気になったのが、人の命を預かる職場では、どうやって責任管理や情報共有をしているのだろう。もしかしたら、一般の会社よりも高度に発達しているとか?この二日間を振り替えってまとめてみた。
●完全なる責任区分での組織
内科と外科では担当範囲がちがうのは分かりきっていたが、もっと各自の役割が細分化している。
たとえば、採血をするとき。
血を抜く担当、連絡をうけてそれを運ぶ担当、解析機でデータを出す担当、そのデータをもとに病状判断する担当。
知っているかぎりで四人はいる。
・完全分業のメリット
各自が専門的プロになりやすい
業務範囲が明確であり責任がわかりやすい
複数がかかわることでリスク分散が容易になる
・デメリット
流れ作業や慣れ作業にならない防御が必要
情報共有が不明だと大混乱を起こす
ではこれを一人で担当していたら?
・スーパー担当メリット
その患者につきっきりのように自己満足できる
全知識を得てプロフェッショナルになれる
・メリット
人員育成に時間がかかる
何が行なわれているか他者から不明確
代替人員が確保しづらい
独断のミスジャッジやミスリーディングが起きうる
本来の患者ケア以外がメイン業務に
この病院下ではこの組織が適している。
さて、うちは・・
後編につづく