稲川淳二の怪談話をYahooのPCで生中継して放送していました…。
稲川淳二さんが話すとちょっとしたことが怖く感じるのは、話し方なのか、それとも人柄なのか…。
疑問:TUBEと稲川淳二は夏しか活動しないのか。
それはともかく、私が聞いた本当にあった怖い話をひとつ。
………
それは7-8年も前のこと。
その人は某テーマパークに勤めていました。
仮に「千葉Dパーク」という名前にしておきましょう。
その中のアトラクション「おとぎの城ミステリーツアー」(仮名)を担当していました。
ご存知の通り、従業員がおとぎの城の中を案内してまわり、最後に映画の悪役キャラクターの復活を阻止するために、勇者が選ばれるというものです。
入ったことがある人はわかると思いますが、1人の従業員が何十人ものお客様をいっぺんに案内するわけですから、後の方についている人がそのまま置き去りにならないように注意しなければなりません。他の従業員ももちろん気にしてくれるわけですが。
ただし、絶対に置き去りにしなければならない状況というのも、たまにあります。それは「リフト」です。おとぎの城の途中にあるエレベーターで、もちろん定員がありますから、計算して1グループの人数を決めているものの、体重の差などあり、ごく稀に、数人に残ってもらい、次の従業員を待ってもらうこともあります。
さて、そんなある日。
いつものようにリフトまで来て、全員乗せおわると、お客様から「お兄さん、一人乗ってないよ」と声がかかりました。私には何のことだか分からなかったのですが、そのお客様には
リフトの前にたたずんでいる親子が見えるらしいのです。他のお客様には見えないらしく、アドリブでその場は切り抜けました。
またある日、今度は本当に親子を置き去りにしなければならないときがやってきました。説明して待っていただくようお願いしたわけです。
しかし
次の回のグループがリフトに来たときは誰もいなかったらしいのです。
もちろん、普通に非常口から出たとも考えられないし。
何だったんでしょうか。
今年閉鎖されて取り壊されてしまったこのアトラクション。
本当の閉鎖の理由は…もしかして…。
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(つづく)