電車のモニター広告の中で一瞬見たのが「体温を使って暖房システム」。
ほんの一瞬だったので何のこと?と思い、調べてみた。
スウェーデンのストックホルム中央駅。1日の乗降客25万人。
ここで目をつけられたのが「人体の体温」。
こんなに多い人が利用していて、熱が多いんだから、それをどうにか利用できないのか??と利用客が放熱する「体温」に目をつけた。
通常、屋内で人が集まっていれば、体温によって室温が上がる。
それを普通であれば、換気させるんだけど、その換気を窓ではなく、装置を使って行うことによって熱を集め、水を温めることで暖房に利用するのだという。
しかも、計算では5分の1はこの人体発熱によって賄えるというんだからすごいもんだ。
これは究極のエコ。
太陽や風だけでなく、自らの体温すらも無駄にしないというアイデア。
日本でも、歩行しただけでその振動をもって発電する板みたいなものを実験しているというのを見たことがあるが、まだまだ「人間」も気づかない力を持っているのかもしれないなぁ。
ただ行き過ぎてしまうと、映画「マトリックス」みたいに、脳のシナプスの電気信号を集めて発電しようなんてことに・・・?!