山梨の遊園地・富士急ハイランドのお化け屋敷「戦慄迷宮」が映画化されるそうです。
呪怨の監督が監督をするそうですが、そんな流れでホラー映画とアトラクションの話を。
ホラー映画を期間限定でテーマパーク・遊園地のアトラクションにするっていうのは結構ありましたね。
「リング(貞子のやつですね)」「ブレアウィッチプロジェクト(画面がゆれて気持ち悪くなるやつ)」「着信アリ」などなどを手がけてきた、セガのテーマパーク「ジョイポリス」をはじめ、
「13日の金曜日」「黒い家」(後楽園ゆうえんち)、「エイリアン」(スペースワールド)、そのほかの遊園地・テーマパークでも「エルム街の悪夢」「催眠」「アナザヘヴン」「学校の怪談」「ホーンティング」などなど、いろいろありました。
個人的には、宣伝に一役買った2000年の「TATARI」という映画を記憶しているのですが。。あれもどっかでアトラクションになっていたはず。
(映画の内容は、ジェットコースターとかアトラクションを作っているテーマパークプロデューサーが仕掛けたという設定の肝試しの話。「とある廃墟病院で一晩無事に生きていられたら1億円」というその肝試しに5人の男女が参加して、恐怖の一夜を・・・というような話。この映画告知用に、東京のお化け屋敷の紹介とかしてたのです。)
逆のパターン。。ホラーのアトラクションが映画になったというので覚えているのは、ディズニーランドのアトラクションをベースにしたエディーマーフィーの「ホーンテッドマンション」ぐらいでしょうか。。
「バイオハザード」はゲームが映画になってアトラクションになったことがある、というので特殊なケースかもしれませんが。(バイオハザードがホラーかどうかは色々意見があるかもしれませんが。。)
いずれにせよ、ホラー映画を見るっていうのは、一種のアトラクションな気がするわけです。
普通の映画に比べて、臨場感や参加感というんでしょうか、見ている側ののめりこみ度が高くて、その場にいるかのように感じる度合いが高いと思うわけです。
個人的には、アトラクションを構成するための3大要素というと、「ストーリー性」「演出技術」「参加感」だと思っていて、それに色々なものをさらに加えていっているとアトラクションそれぞれの個性を作り上げていっているのですが。
これらの3大要素は、映画、とりわけホラー映画には共通していえることなんじゃないかな。
そういう意味でも、ホラー映画がアトラクションになるのは自然な流れだと思うし、その逆もあってもいいんじゃないかと。
ただ、「映画」(=巨大な空間)の体験版としての位置づけの「アトラクション」になると思うので、あれだけしっかりした構成の「戦慄迷宮」のアトラクション(=巨大な体験空間)の廉価版のような映画になってしまっては、逆にスケールダウンになってしまうので、より巨大な演出感が欲しいなぁと思っています。。。
そういえば、ホラー映画の中で、アトラクションになっても個人的に入りたくないものベスト(ワースト?)1は「SAW」。
いやでしょ、あの空間と演出の体験なんて・・アトラクション(=安全な体験)だとしてもイヤでしょう・・・・と思っていたら・・・今年3月にできちゃったんですね、イギリスで。
ただ、それがお化け屋敷的なものではなくて、「ジェットコースター」なんです……
なんで?!