今日の異業種勉強会での話題の1つが、2020年までにCO2排出25%削減は可能か?
最近の世論調査では、達成できないと答えた人が半数以上だったという。
ただ、今回講師を務めた人が言ったことが心を打った。
達成できるかできないかではない。やるかやらないかだ。
不可能に挑戦した者が勝つんだ、と。
多摩川の40年前の写真をはじめて見た。
きたないなんていうもんじゃない。魚は腹をみなもに出して浮かぶ。浮かんでいるならまだいいのかもしれない・・骨だけになった魚や鳥が川辺に落ちている。
川は白い雪が降り積もったようになっている。ただ、それは雪ではない。家庭からでた洗剤の泡なのだ。それが、川を埋め尽くしている。
そんな死の川をよみがえらせたい、立ち上がった人たちがいた。
無茶な・・・と思われていたようだが、毎年くりかえしてゴミひろい活動が続けられていった。
その活動がはじまって40年。今の多摩川には花が咲く。人々も集まっている。川ではいかだ競争なども行われる。
そして、アユも住んでいる。
そして別の話。 この多摩川の活動がはじまったちょうど同じころ、アメリカではマスキー法というのが提案されていた。これは、自動車の排気ガス中の窒素酸化物などを10分の1以下に減らせというもの。
様々な自動車会社が反対を唱えて無理だと言い張る中、たった1年そこらでこの条件をクリアーする車を作り上げた会社があった。
なんと、ホンダである。
当時であれば、ホンダはそこまで大きなイメージはなかった自動車会社だったかもしれないが、そこがやってのけた。
できるかできないかを考えるんじゃない。やるかやらないかだ。
実際25%削減は可能なのだという。あとは自分で行動するかどうか。
不可能に挑戦した者が勝つんだ、と。