感情や市場のデータをいかに分析して読みとるかによって企画のアウトラインが進んでいき、最終的にゲストに利用いただくイメージ=アウトプットができあがります。
ただ、勘違いしてほしくないのは、過去のデータで現在を判断するのは無意味ということです。
なぜならばそのデータは過去のゲストの感情や環境であって、現在ゲストが求めているものとはブランクがあります。ましてや、企画の完成まで1年かかるものであれば、それは2年遅れの企画ということになります。
データから判断すべきことは現状把握ではなく、「もし〜だったら、将来こうなるだろう」という未来予測なのです。
“Capture your future, Visit your past”
(時を越え、時をうつす)
この言葉は、今はなき東京ディズニーランドのアトラクション『ビジョナリアム』の最後に出てくるメッセージで私も好きな言葉ですが、「過去に訪れることで、未来を見つめる」・・まさにこれが企画の原点なのです。