「グーグル的思考 ~Googleならどうするか~」という本を読んでいます。
まだ読み終わっていませんが、良い意味でショックな感じでした。
いつも新しいことを考えていると思っていた自分に対して、ほんとうにそうなのか?と思わされるような内容で。。
例えば、グーグルがもしレストランをしたとしたら、という話。かいつまむとこんな内容だ。
出しているメニューについて、全員にアンケートをとるだろうし、このメニューはこういう人が注文する傾向がある、ということがデータとして蓄積されていくだろう。
ソムリエも料理とワインとの相性を、客からの評判という形でデータ公開されるはずで、他のレストランと情報リンクすることで多くの情報が集まる。
ライバル同士でつながれるのか?という疑問がでてくるが、そもそも毎晩同じレストランで食事をする人はいない、という考え方からするとつながることがメリットになる可能性が高いのではないか。
レストランをオープンソースにすること。レシピを公開して、ウィキで編集できるようにする。お客様が参加することで新しい価値が創造される。
こう考えるとレストランは、料理を売るだけの場所ということではなく、コミュニティのプラットフォームにもなれるのだ。
今まとめたのはあくまで「もし」ということだが、一方でこの想像のベースとなっている事実もある。
Googleは会社の理念として「最高に甘んじない」ことを掲げ、さらにGoogleが発見した10の事実というのを発表している。
1)ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。
2)1 つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。
3)遅いより速い方がいい。
4)ウェブでも民主主義は機能する。
5)情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。
6)悪事を働かなくても金儲けはできる。
7)世の中の情報量は絶えず増え続けている。
8)情報のニーズはすべての国境を越える。
9)スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10)すばらしい、では足りない。
これはどの会社や仕事にも当てはまる。
最高に甘んじないために、自ら変えて発信していくこと。できそうでいて、難しい。
じゃあ、この考え方をもとにして、もしも、Googleがテーマパークを作ったら?というのを想像してみよう。
上の例をそのまんま当てはめると…
パークの環境や運営、アトラクション内容などに対して全員にアンケートをとり、データをもとに傾向を分析していく。
ゲストの声を良い/悪いを問わず公開し、色々なパークの情報とリンクしていく。
ゲストが参加して作る新しい形式のテーマパークが誕生する。それは、プラットフォームとしてのパークでもあるということになる。
ネットだ、リアルだとかいうことなく、新しい存在としてのエンターテイメントになるんだろう。
さてさて、、楽しくなってきたぞ。。