おふくろさんよ〜

Category: 【●ディズニー企画チーム時代の雑記】

「おふくろさん」が問題になっている作詞家の川内康範氏と森進一氏。
今日のニュースだと川内氏の一方的な「歌わせない」ということで決着したらしい。
最近まれに見る無駄なニュースだった。

そもそも何十年も前から森氏は「せりふ」を入れていて、少なくとも川内氏は長期にわたって黙認してきた。
それが、勝手な想像だが、芸能記者の中に森氏を窮地に陥れたいという陰謀があったんだろう。
離婚→メインのコンサート終焉→この流れで持ち歌まで歌えなくなれば面白いと思った記者がいたのではないか。
そうでもして、「先生の歌が汚されていますよ!」なんて入れ知恵というかけしかけるようなことがあって、川内氏も沈黙してきたことをいまさら指摘したんじゃないかと。
まぁ、勝手な想像の話なのだけど。

どっちでもいいけど、著作権争いで生まれたのは溝だけで、何もクリエイティブなものはなかった。
著作権とは、もともとクリエイティブなアイデアを守る目的で作られたもの。
いかに活用していくかという前向きな精神のもと作り上げられた権利であるわけで。
著作権を盾にして生まれたものが「無」じゃ、自ら作品の価値をなくしたようなもので、何のための著作権なんだか…。
著作権は時代に合わせてどう価値の創造をしていくか、世代を超えて語り継がれた権利でもあることを忘れてはならないと思う。

さて、まぁねぇ、今回の一番の被害者は、森進一氏のものまねをしているタレントさんたちかなぁ。
「おふくろさんよ〜」ができなくなっちゃったんだからねぇ。