ヨーグルトのふたの裏

Category: 働き方改革

チームに送ったメールからの抜粋で。。発想についてのお話を。
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8月31日は大変ですよね。
特に小学校のお子さんがいらっしゃる皆さんにとっては「夏休み最終日」、これを言い換えると「子供にとっての宿題の悪夢の日」ですね。
是非早く帰って、励ましたり、手伝ったり?!してあげてください。

私も同じような経験が。息子が小学校のときの8月31日は大変でした。
こんな自由研究の実験を、過去一緒にやりました。

●ヨーグルトのふたの裏には、なぜヨーグルトがくっつかないのか
最近の1食分用のヨーグルトは、ふたの裏にヨーグルトがつかないんですよね。
どんなにふっても、わざと垂らしてもくっつかないんです。こんな左側のように。
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実は顕微鏡で調べてみると、細かい突起がついていることでそれが防げていることがわかります。
この発想は、「となりのトトロ」のトトロが使っている傘「サトイモの葉っぱ」とか、
昔話とかで雨傘の変わりに使う「ふき」が水滴をはじくのと同じ現象。
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(左がくっつかないヨーグルトのふた、右がふきの葉の裏側を顕微鏡で見たときの写真です。
小さい突起がたくさんあるのが分かりますか?)

自然界から発想を学ぶことは多いですね。蚊のクチの形を応用して、痛くない注射針を作ったり、羽音がしにくいフクロウの羽の形を応用して、新幹線の騒音を軽減したり。
ちなみに、4種類ほどのヨーグルトで試しましたが、日本ブランドのものはくっつきませんでした。
日本は配慮の国だと改めて感じた実験でした。

この実験のように「基準となるもの」と「観察したいもの」とを比較して、
差がどう生まれるのか、「なぜ」その差が生まれるのか、そこから新しい発見がスタートするんですよね。
A/Bテストと同じですね。

さて、たまには刺激を受ける時間作りませんか。
小学生のころに戻って「なぜ?」って考えるのは面白いですよ。
きっと新しい視点が生まれるはず!
そして、「なぜ?」という思いこそが企画のベースになるのですから。