Web2.0時代の企画

Category: 【●ディズニー企画チーム時代の雑記】

堅い会社ほどWeb2.0へは進めないのだろうか。
今までになかった「Web2.0時代のB」を作り上げたいと思っているのだが…。
情報掲載型のものはありふれていて、新規性がない。
そしてWeb2.0というと「制御しきれない発言」「収益モデルがない」などマイナスイメージがある。
この方向に進むのに、その業界は二の足を踏みそうなネタというのがWeb2.0であり、これに一番乗りすることこそが大きな差別化になると確信している。

Web2.0。
簡単に使ってなんとなく理解しているつもりだが、あらためて調べてみたら、例えばこういう違いがあるらしい(C-netより)
①がWeb1.0の世界、②がWeb2.0の世界。

①MP3⇒②Napster
①ブリタニカOnline⇒②Wikipedia
①サイト⇒ブログ
①ドメイン名取得⇒②SEO
①ページビュー⇒②クリック単価
①パブリッシング⇒参加

O’Reilly MediaによるWeb2.0のミームマップによると、
【戦略ポジショニング】
プラットフォームとしてのウェブ
【ユーザーポジショニング】
情報の自己コントロール
【コアコンピタンス】
・パッケージソフトウェアではなくサービス
・参加のアーキテクチャ
・高い拡張性とコスト効率
・再構成可能なデータソースとデータの交換
・単一デバイスの枠を超えたソフトウェア
・集合知の利用

これをキーワードでいうと、(Tim O’Reilly)
(1)ユーザーの手による情報の自由な整理
提供者のディレクトリーではなく、ユーザーの自由な配置。
(2)リッチなユーザー体験
HTMLやCGIではなく、Ajax、DHTML
(3)貢献者としてのユーザー
一方的に情報を提供ではなく、ユーザーレビューやユーザー評価
(4)ロングテイル

(5)ユーザ参加
ブログ、SNSなどでコンテンツ制作などにユーザが積極的に関わる
(6)根本的な信頼
一者の著作権ではなく、集合知の共有からの相互発展
(7)分散性
ファイルを相互に交換、共有する

うちのCEOも昨今、2.0を許諾するような発言をしているぐらいだから、この考えに乗れないと新たな成長はないかもしれないぞ…。