「あなたとはちがうんです」

Category: 【●ディズニー企画チーム時代の雑記】

で、福田さんって何をしたかったんだろうか・・・

リーダーをやっていれば色々あると思う。

例えば「ささやきおかみ」。
ほんとのところは分からないし、褒められたもんではないとは思うが、
おかみは自分の役割を「清算」ととらえ、会社を守るという立場を貫きとおし、
その後の批判を一手に受けることで次代に引き継ぐときは負の遺産を残さないようにしようとしていたようにも思える。
結果は更なる負の遺産がでてきて押しつぶされることにはなってしまったが、
それはそれで「清算役」としての自覚があったんじゃないかなぁと勝手に思っている。

先導役だけでなく、逆風の状況下で次につなぐための清算に徹することもリーダーには必要だよなぁ。

さて、福田さん。最初は「背水の陣内閣」と自ら言っていた。
まさに清算役で負の遺産とか問題とかを出し切って、
あやまりたおして全部飲み込んで、何ももう負がないとなったときに
次のリーダーに引き継ぐ役だとばかり思っていたが・・・

今は評価されなくても、数年後にあの人がいなかったら今の政治はありえなかった、あの人がウミを出しきってくれたから今の新しい日本がある、
という人になりえたのになぁとおもうと残念というか、
自分の役割を清算役からやっぱり面白い先導役に変えていこうとおもってしまった
ところが間違えてしまったんだろうなぁ。
初志貫徹していればねぇ。。。

「私は自分自身は客観的に見ることができるんです。あなたとはちがうんです」
という言葉がむなしく耳にのこる。

客観的に見ると、確かにちがう気がする。