ウェブ2.0はなぜもうからないのか

Category: ブレストのタネ

ウェブ2.0はなぜもうからないのか。

それを分かりやすく書いた日経の記事があった。

簡単にいうとポイントが3つ。

1つは「安い食べ放題レストランにはリピーターが集まらない」
いくら安くても味、質はいまいち。リピーターは来るのか?
このレストランと同様に、2.0ののユーザー投稿コンテンツは玉石混淆状態で、同じ無料のテレビコンテンツに負けている。しかも、動画サイトの主力コンテンツがテレビ番組の違法アップロードだということからもその問題が明らかだ。

2つめは「同人誌に大手の広告が集まらない」
コンテンツの質が低いため、時間があってもお金がないというようなユーザーが集まりがちとなり、そこでは広告モデルが成り立ちにくい。
これは、同人誌に大手企業が広告を載せないのと同じだ。

3つめは「ニフティって知ってる?」
私もインターネットを知る前は「ニフティのパソコン通信っていうのがあるらしい」という話だけ知っていて、パソコンでネットを使うにはニフティだけ、というイメージがあった。
記事ではネットの参入障壁が低いことを指摘し、そのニフティですらあっというまにシェアを失い、SNSやBLOGなどで様々な企業が新規参入している。
それであるがゆえ、モバゲーですら1-2年でどうなっているか分からないとしている。

締めの概要を含めつつ書くと、
この業界が、とてつもなく早いスピードでのPDCAサイクル(=うちのSTITCHと同じ)が繰り返されている。
参入障壁が低いがゆえに、多数の参加者が新しい実験を始められるという恵まれた環境でもある。
このチャレンジ(=STITCH)の繰り返しがあってこそ、私たちが想像もつかないような形のビジネスを生みだすことができるんだろう。